2日前にネットで見た記事の感想を書いた
その記事を書いた「辻野 晃一郎」氏のツイートを3/13日の朝に見た。
@zairo21 編集されたネットニュース等で本件を見た多くの方々からコメントをいただきましたが、こちらは削除されたところ以外、かなり網羅的にまとめられているように思いました。以下、本件についてコメントします(続く)。 http://t.co/s6D21OhNs4
— 辻野 晃一郎 (@ktsujino) March 12, 2014
1.今回の騒動を振り返って、反省はあります。私自身、ソニーのことがとても好きで、心から大切に思っていたからこそ、在籍時代にはソニーの仕事に全身全霊を傾けました。すでにソニーを離れて8年を経た今でも変わらず気にかけています(続く)。
— 辻野 晃一郎 (@ktsujino) March 12, 2014
2.今回のTwitter騒動で、自分はともかく、「ソニーOBが酷い」と書かれ、他のOBの皆様に大変申し訳ない形となりました。さらに、「Google元社長が弱い者いじめ」のようにも書かれ、まったく無関係なGoogle関係の皆様にも不快な思いをさせてしまい胸を痛めています(続く)。
— 辻野 晃一郎 (@ktsujino) March 12, 2014
3.「ウォークマン潰した張本人」と書かれたことへの気持ちは複雑で、本に書くほどのさまざまな思いがあったゆえに私の対応が少々乱暴だったことが発端です。ウォークマンに私自身が当事者として関係したことは事実であり、最初の書き込みに目くじらを立てる必要はありませんでした(続く)。
— 辻野 晃一郎 (@ktsujino) March 12, 2014
4.また私はネットの匿名性を否定しているわけではありません。多くの方がネット上で匿名でコミュニケーションしていることは現実でもあり、否定のしようもありません。この点についても誤解を招く発言と行動でした(続く)。
— 辻野 晃一郎 (@ktsujino) March 12, 2014
5.私の本意としては、先の現代ビジネスへの投稿の最後で書いた通り、いまだソニーを愛し応援する立場から、現役の皆さんを叱咤激励したいというつもりでした。今後はもう少し慎重に発言をしたいと思います(了)。
— 辻野 晃一郎 (@ktsujino) March 12, 2014
やっぱり匿名だからといってなんでもいっていいわけではないと再度思いを強くした。
個人的にはやはりこのツイートがこの問題の本質を語っているのではないかなと思う。
@ktsujino 辻野さん、言い過ぎました。申し訳ありません。本日の関連ツイートを全て削除しました。謝意を受け入れて頂けますか。
— takeshi (@tks900) February 23, 2014
@ktsujino 激励ありがとうございます。今後は実名で正々堂々とツイートすることにしました。ただ、プライバシー情報をつぶやくことは明確なルール違反ですので、削除をお願いします。私の友人に迷惑がかかることも本意ではありませんし。よろしくお願いします。
— takeshi (@tks900) February 23, 2014
実名で呼びかけられた途端、いきなり謝罪をしたうえ、「今後は実名で正々堂々とツイートすることにしました。」と今までは「匿名だから好き勝手いって卑劣な行動をしていた」と告白するようなツイートであると思う。
ちなみにこのツイート主は一旦フルネームに変えてから、下の名前に変更ししている。
もう一つの問題、話題のすり替え
批判者はこの一連の流れについて以下のように説明を行っている。
本当に話したかったのはウォークマンを潰したのは自分だと思わないのはなぜか、という点だったのですが、最後まで彼の口からそれを聞くことは出来なかったですね。やりとりを遡って追ってもらえると分かりますし、削除した辛辣な書評も探せばどこかにログが残っているでしょうし。
— takeshi (@tks900) February 26, 2014
「本当に話したかったのはウォークマンを潰したのは自分だと思わないのはなぜか、という点だったのですが」とあるが、辻野氏が書いた記事は最近のソニーの動向であって、辻野氏にウォークマンを潰した責任はあるかもしれないがだからといってソニーを批判していけないわけではない。
辻野氏が偉いのはそれに対してもちゃんと答えようとしているところだと思う。
またツイッターだけでなく、過去に書いた本を読むようにいっている。
@tks900 私の主張と当時の背景については4年前に出した本にまとめてありますので一度そちらに目を通していただければと思います。その時の勝負に負けたことは認めております。責任を取って会社も辞めました。しかし自分がウォークマンを潰した、などとは今でもまったく思っておりません。
— 辻野 晃一郎 (@ktsujino) February 19, 2014
@tks900 ウォークマンにもソニーにも長い歴史があります。私も22年間ソニーに勤めました。こちらの問答への答えはすべてその本に書き残したつもりですので、恐縮ですが、ここでtwitterでやり取りを続けるよりも、ご一読いただいた上で感想などお聞かせいただければと思います。
— 辻野 晃一郎 (@ktsujino) February 19, 2014
批判者は本を読むように勧められたら以下のように答えている。
@ktsujino 簡単な質問にもお答え頂けず残念です。言い訳はいろいろあるでしょうが、自分の本を買え、と言うのは大変失礼だと感じます。私の発言を「出鱈目な言いがかり」とまで言っておいて、反論も頂けないのは残念ですし、従って辻野氏がウォークマンを潰した張本人との認識も変わりません
— takeshi (@tks900) February 19, 2014
@tks900 そうですね、そのすべてをその本に書いており、私としてはその時に清算したつもりです。本はお贈りしますので、送り先を別途教えていただければと思います。
— 辻野 晃一郎 (@ktsujino) February 19, 2014
本を買えというのが失礼というので送ると親切辻野氏は答えている。
@ktsujino (せっかくのお申し出なので、本をお送り戴こうかと思ったのですが、私海外在住なのでやめといたほうが良いですよね?)
— takeshi (@tks900) February 19, 2014
@ktsujino では、と思っていたら、このやり取りを読んでいた近所のフォロワーさんから「その本、家にあるはずだから貸すよ」との連絡がありました。
— takeshi (@tks900) February 20, 2014
と本をせっかく送るといってくれているのにもかかわらず、読むのか読まないのかわからないし、私としては読む気がないんだなって思う。
多分本を読む気がないだろうと思ったツイートがこちら、
追記:どうも批判者は本を読んだが感想を消した模様
『削除訂正して再掲載。削除されたツイートの要約 「本読んだ。肝心なとこ書かれてない。言い訳がましい。やっぱり自分の中での結論は変わらない。」だったから、壮絶な殴り合いには見えないし本来削除するレベルのものでもないような。』(メンション飛ばさなくても注意 実名出して文句書いたら 名前が特定され涙目 ソニー関係者? – Togetterまとめ から)
例えば会社の集まりで社員の質問に対して、ああそれは私の本に全部書いてあるから読んでおいて、と言って簡単な質問にも答えない社長がいたらどうだろう?議論をする気が無いと思われるか、簡潔に説明出来ない社長の能力に失望されるだろう。
— takeshi (@tks900) February 21, 2014
批判者の態度に問題があるとすれば
- 最初は記事の内容についてだったのにその内容に深く関連していない辻野氏の過去について、ダメだったからと中傷する
- そもそも辻野氏はソニーを去ってから8年も経過している。
- ツイートに自分が思うように反論していないからといって「逃げ」たと批判している。
- よく読めば辻野氏が最初に批判者に呼びかけたときの言葉は乱暴だが、ツイッターをオープンでやっているのにいきなり接触してきたというのは失礼、ツイッターを非公開モードでやっているならともかく公衆の面前で自分が罵倒されたら反論するのは当然のことと考える
@ktsujino やり取りを遡れば明らかですが「おまえ、どこの誰なんだよ」といきなり接触してきたのはそちらの方です。あなたが自分で仰る通り失礼ですね。私は雑誌記事について、辻野氏は、、とコメントしただけ。エゴサーチでもしてたのでは?経緯を確認下さい。
— takeshi (@tks900) February 20, 2014
逃げたのはどっちか?
「ウォークマンを潰した」ことについて責任は感じているが、詳細についてそのことについてまとめた本を読んでほしい」ということは間違った態度ではないと思う。
辻野氏は本を贈呈すると申し出ているにもかかわらず、批判者は本を読んだかを表明もしないのにそれに対して攻撃的な言動を繰り返しているのはどうかなと思った。
攻撃的な匿名者と本気で議論するのは無駄!
繰り返しになるが批判者がかっこ悪いと思うのは実名がバレた途端態度を一変させることだ。
ということは、実は自分が間違ったことを認識していたのでないかと考えられる。
匿名者は実名ではできない攻撃的で失礼なことができるのはいざとなれば、そのアカウントは自分ではないと言い逃れることができるからと思っているからだろう。
匿名が悪いというつもりはないが、匿名だからといっていつ自分のことがバレるかはわからないのでその点については注意したい。
ネットは完全な匿名ではない
いろいろなブログなどをみると辻野氏が実名を上げたのは良くないといった議論はある。私としてもどうして実名を知ったのかその方法を知りたいところであるが、きっと批判者のツイッターを辿って行くと簡単にわかったのではないかと推測する。たとえば、ツイッターとフェースブックが連携していたり、アカウント名は同じものを使っていたりなど非常に簡単にわかったのではないだろうか?
そもそも問題のある発言であれば、プロバイダーに協議すればすぐに正体はバレル可能性が高い。というのもネットでの殺人予告などで逮捕される人やツイッターで武勇伝のつもりの写真が元で身元バレしたことなどしょっちゅうニュースになっているので、匿名だからといってなんでもかんでも書いていいわけではない。
実名がバラされたからといってそれに対して抗議するのはなんか違うような気がする。
私の感想
いろいろな議論はあると思うし辻野氏が100%正しい訳ではないと思うが自分も氏と同じ境遇にあったとすれば同じようなことをしていたような気がする。
氏が偉いなと感じるのは、批判者に対して真摯に答えていると思うところだ、本を送るといっても拒否するような人がまともに議論する気もないはずなのでこれ以上やっても時間のムダと思って議論をやめると思うのだがそれにも応じているのはすごい根気が必要な作業だなと思う。
その点については見習いたいと思う。
今度時間があるときにでも辻野氏の著書を読んでみたい。