【解説】最近のリモートデスクトップ事情

弊社ではこのたび、ルクセンブルグに本社のあるNoMachine社とVAR契約を締結した。(参考

そこで簡単にリモートデスクトップについて説明をしたい。

テキストベースからWebベースへ

いまでこそMicrosoft Windowsが普通になってきたがもともとコンピューターはテキストベースだった。

昔はよくtelnetなどを利用して、スーバーコンピューターにアクセスしてfortranなどを使用していたものだった。

いまでもtelnetを暗号化したsshがよく利用されている。webサーバーの管理であれば大抵の場合sshとファイル転送を行うscpがあれば十分だろう。

テキストベースは取っ付きが悪いのでWebホスティングサービスではsshではなくWebのインターフェースを用意していることが普通である。

サーバーベースドコンピューティング(SBC)

Windowsではリモートデスクトップが普及し、サーバーベースドコンピューティング(SBC)が普及し始めた。

  • オフィスソフトなど処理があまり重くないアプリの場合、十分な処理が行える。
  • 高性能なサーバーで処理を行うため、古いパソコンでも処理は高速。
  • サーバーにアクセスができればどこからでも同じ環境が利用できる。
  • 処理はサーバー側で行われるので、リソースもサーバーにありセキュリティ上有利。

導入理由はコストの削減だけでなくセキュリティの強化を目的にしたプロジェクトもたくさんあった。

現在は技術の進歩によりますます便利に

サーバーベースドコンピューティング(SBC)にはいいことばかりではなくいくつかの課題もあった。

サーバーを複数のクライアントで共有するため利用できるアプリケーションは限られており動画像などのCPUリソースやネットワークの広帯域を必要とするアプリケーションには全く適していなかった。

基本的にはオフィス用途での利用がメインだった。

昔と比較して今はネットワークが非常に安価でなおかつ広帯域が利用できるようになっており、バーチャルコンピューティングやクラウドサービスが定着している時代である。

そのため従来のサーバーベースドコンピューティング(SBC)では想定していなかったこともサポートが出来るようになってきた。

弊社が扱っているNoMachine NXクライアントを元に考えてみる。

サポートOSが多様に

Windows以外でもunix系であればXをベースにしたリモートデスクトップがあったが、NoMachine製品の場合、Windowsはもちろん、MacやLinuxもサポートしている。

VM(Virtual Machine)やブレードPCのサポート

SBCが普及した時には、VMやブレードPCが一般的ではなかったがそのような環境もサポートしている。

マルチメディアのサポートが充実

動画像などを利用することが可能になった。また、SBCでは不向きとされたCADの利用もできるようになっている。

リモートセッションからの印刷が可能

一昔前のリモートアクセスではクライアントから印刷をする時の出力先が問題になることがあった。NoMachine製品の場合そのようなニーズでも対応ができるようになっている。

USBメモリーの対応

印刷と同様、リモートアクセスからクライアントへのUSBメモリーの使用は難しいがNoMachine製品では対応しておりPCと同等の利便性を実現している。

セッションの録画、共有

Windowsの場合リモートアシスタンスを利用して、ヘルプデスクとして詳しい人に代わりに操作してもらう機能があるが、NoMachine製品でも同様なことが行える。また、セッションの録画も行えるのでソフトのバグの再現などサポートでも大いに活用が行える。

次回以降は実機でのテストをおこないその様子の説明をしたいと考えている。

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